「なでしこ版カズ」と称されている、 Avaí Kindermann (ブラジル1部リーグ)の藤尾きらら選手に、hinomarc.を使ってみての感想を伺いました。
普通にいつも使っているボールでトレーニングしていると、試合の時って中心を蹴れているか分からないんです。
このボールは、軽いからこそ、中心を蹴れていないとまっすぐ上がらず、蹴れてるってことがこれ(hinomarc.)だからこそ分かります。
普通のボールで練習してても、痛い(ケガしている)部分があったら、当たったり変な動きをしたら痛いと感じちゃうんですけど、これだったら、リハビリにもオフの時にも、トレーニングにも、遊びながらにも使えます。
軽いし、コンパクトになるし、どこでも運べるので嬉しいですね。
ブラジルにもっていきます。
(※読みやすいように、一部言葉を編集しています。)
-------------(以下、動画にはありませんが、このような感想もいただきました。)-------------
このボールを作った発想が音楽ってのが、いいですねー!私たちだと、「サッカー」というという視点しかないですから。(「ボールは打楽器である」/ブログ)
ボールの中心を蹴れていないと、逆にまたケガをしてしまいます。
(色々なトレーニングボールはあるけど)硬かったり、重かったりすると、力で蹴る。力も必要だけど、力で蹴ると労力を使って疲れちゃうんです。これ(hinomarc.)でトレーニングすると、真ん中を蹴る癖がつくので、試合中でも疲れにくいと思う。ボールの回転やスピードにも強弱がつけられる。感覚ですよね。
筋力が足りていないからちゃんと蹴れていないのか、真ん中を蹴っていないから蹴れていないのかが普通のボールではわからないんです。
これは(中心を蹴れたら)音と感覚でわかる。真上に上がる感覚をつかみやすい。真ん中がわかるから、真ん中と自分との距離を考えるんですよ。
ボールと自分との距離を考えて練習すると、「体を運ぶ」というサッカーの基本も身につきます。ここが中心だってわかったら、そこに自分の体を持って行くことができるんです。距離が短い時ほど微動作で決まる。剣道や刀もそうですよね。蹴れているか、蹴れていないかってちょっとの差なんです。
去年(2018年)初めて蹴って、蹴ったら違う方向に飛んでいっちゃう。あ、なるほどね、と思った。ちょっとやったらできるようになりました。
子どもだったら遊びますよね。その意味が分からなくても、遊んでいたら、蹴れるようになってたら理想ですよね。
藤尾きらら氏 プロフィール
◆藤尾(ふじお)きらら 1998年(平10)11月2日生まれ、熊本県玉名市出身。5歳でサッカーを始め、地元クラブチームを経て高校女子サッカーの名門、日ノ本学園(兵庫)へ進学。主にサイドハーフの選手として2度の全国高校総体優勝や全日本高校女子サッカー選手権の優勝を経験した。家族は両親と兄、姉。156センチ、55キロ。右利き。血液型A。
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